EXWのチラ裏

遊戯王マスターデュエルチームEXWメンバーが気ままに書くブログ

相手の行動の幅を狭める

この記事を書いた人: キャベツ(@mtbambooygo)

どうも、キャベツです。

私はMDでよくライトロードを使っていたのですが、規制の事情もありここ半年くらいはEM魔術師をメインで使用しています。

良いデッキですね、魔術師。有名な某魔術師プレイヤーの方も言っていましたが、とにかく詰むことが殆どありません。複数種の除去、攻守増減、リソース回収・回復、墓地や手札からの展開など多様な効果をギミック内で有しており、それらがサーチで相互に繋がっているため、相手の盤面や行動に対して柔軟に回答を作りに行ける点が魅力です。

そのような性質を持つデッキであることから、魔術師を相手にした時は可能な限り相手の行動の幅を狭めるようなプレイを心がけたいです。

例えば魔術師に対する《増殖するG》の投げ方を考えてみます。

ランクマッチだと、《EM ドクロバット・ジョーカー》の召喚時サーチ効果チェーンや片方のスケールのセットへのチェーンでGを即打ちされることが頻繁に(体感では5~6割程度)あります。これは、相手に「Gに対応する手」を選択させてしまうためあまり良いプレイとは言えません。

魔術師は《灰流うらら》を引けていない場合、P召喚前のGに対しては基本的に2~3ドローで《泥酔魔獣バグースカ》と《時空のペンデュラムグラフ》を揃えて耐えにいきます。理想としては、P召喚時に《EM ペンデュラム・マジシャン》の効果で《虹彩の魔術師》を破壊し、時空と次ターン以降に使用するドクロバットを揃えつつ他のレベル4モンスターとバグースカを組みにいきたいです。

G受け盤面

更に上振れて虹彩×2、ペンマジ×1とバグースカを組める他のモンスターが揃っている場合は、ペンマジの破壊対象を虹彩2枚とすることで、時空と共に《星霜のペンデュラムグラフ》という強力なリソース源も手に入れられるため、次ターン以降の動きがかなり盤石になります。

G受けに必要なペンマジや虹彩(稀に《EM 天空の魔術師》、《EM オッドアイス・シンクロン》等も)はドクロバットのサーチ先として常に優先度が最も高いわけではありません。しかしドクロバット召喚時効果にチェーンでGを打たれた場合は、本来サーチしていたかもしれない《調弦の魔術師》等ではなく、上記の動きをするためのペンマジや虹彩虹彩に繋がる《慧眼の魔術師》等にサーチ先を変えられてしまう可能性が高く、Gに対してある程度のリカバリーをされてしまいます

これはいわゆる「情報アド」の話でもあります。サーチの処理後にGを打っても基本的に裏目は無いのに、サーチにチェーンで打ってしまったために「Gを持っている」という情報をサーチ先の選択前に与えてしまい、相手の選択肢を増やしてしまっています。特に魔術師のような柔軟に動きを選択できるデッキ相手では、この小さなミス一つが後に大きく響く場合も多いです。

もちろんサーチ先にGを止めるカードがあったりと考慮すべき裏目がある場合は別ですが、そうでないのなら出来る限り相手には情報を与えず、行動を自由に選択させないようにプレイしていきたいですね。

おわり。