EXWのチラ裏

遊戯王マスターデュエルチームEXWメンバーが気ままに書くブログ

パワカはサーチ可能であってほしい

この記事を書いた人: キャベツ(@mtbambooygo)

どうも、キャベツです。最近はテイワットと童実野町を反復横跳びしています。ナヒーダのモーション好き。

さて、今回はパワカについてのお話。

パワカ、すなわちパワーカードは、特に明確な定義がある語ではありませんが、「1枚のアド/コスト比が平均よりかなり高い」という意味が共通認識に近いと思います。具体的には烙印融合や命削りの宝札などになるでしょうか。1枚通っただけでリソースや妨害が爆発的に増え、試合を大幅に有利にする強いカードが遊戯王には一定数存在します。

別にそのようなカードを刷るなと思っているわけではありません。対面に叩きつけられた時は辛いですが、強いカードは私も使っていて楽しいですし、あまりにも度がすぎていたらしっかり規制も入ります。そもそもカードゲームは(特にスタン落ちのない遊戯王は)インフレさせてナンボですから、強いカードにいちいち文句を言っていたらキリがありません。

とはいえ、パワカは打つだけで大幅に有利になるカードですから、せめて再現性の高いサーチ可能な札であって欲しいという思いはあります。

逆では? と思う方もいるかもしれませんが、サーチできないパワカはサーチできるパワカより打たれた時の理不尽度と不快感が非常に高いため、個人的にはサーチ可能な再現性のある札の方がまだマシに感じます。

これ系でパッと思いつくのは隣の芝刈りですね。あのカードは特殊な場合を除いて50枚~60枚のデッキ枚数を前提としているためただでさえ引き込みにくいこと、またOCGでもMDでも2枚以下しか使えないことから再現性など皆無ですが、初手に運よく引けただけで強欲な壺も真っ青な莫大なアドを稼ぎゲーム性を破壊します(サイド札の芝刈りはまた別)。芝刈りは正直使われた時点でその試合を続ける気力がかなり失せます。勝敗が云々というより、もはやゲーム自体が崩壊していて楽しくないので。

一方で、芝刈りがサーチの効くテーマ内カードならばまだ多少は納得できます。当然意識してうららを温存できますし、数が多ければデッキ選択や構築の段階から対策を立てることも可能ですから、カードにしっかりとプレイが絡みます。強いこと書けばそりゃ強いだろと思わなくもないですが、理不尽度は小さいです。

(60枚を想定した構築や芝刈り意識のうらら温存ももちろん可能ですが、8~16%のために温存するかは択ですし、そもそも素引き想定とギミック内のサーチ想定では思考の前提が違います)

勝ち負けにこだわる遊戯王をやっている人間は、基本的に再現性のないカードを敬遠する傾向にあると思います。そういったカードは稀にしかゲームに絡まないため、環境や構築を考える際に重視する理由があまりなく、他のより頻繁に発生する事象への対策を入れ込むために割り切る場合も多いからです。割り切るべき札を割り切ることは勝ちを目指す上での一つの合理的な選択なので「割り切る方が悪い」というのは酷ですし、ただの結果論であることが多いと思います。

デッキトップやサーチ不可の素引き前提札で全てを解決されるアニメのようなデュエルは、トーナメントの場ではできればやりたくないです。おわり。